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新築にどの無垢材を使う?選び方のポイントを奈良の業者が解説
「新築には、木の本来の質感を楽しめる無垢材を使いたい」
「使う無垢材ってどうやって選んだらいいの?」
無垢材というのは、丸太からそのまま切り出した木材のことで、木の種類によって、模様や特徴は異なります。実際にこの無垢材を使って新築を建てようと考えたら、使用する無垢材の材料を選ぶ必要がありますが、何を基準に選べばよいのかご存知ない方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、新築に使う無垢材の選び方をご紹介します。
暖かさを感じられるかで選ぶ
無垢材が優れている点として、暖かいことが挙げられます。丸太から切り出しされた無垢材は、生物であり、細胞同士との隙間にたくさん空気を含むことができるからです。ただし、使う木の種類によって、暖かさには差があります。例えば、パインやヴォルドーパイン、ヒノキといった針葉樹は、暖かく感じやすいです。針葉樹の構造が単純で、組織の密度が低いので、空気をよりたくさん含むことができるのです。
一方、ナラやオーク、メープル、ウォールナットといった広葉樹は、複雑で密度の高い構造であるため、含める空気の量が少なく、暖かさを感じにくいです。お住いの環境、暖房設備といった条件を元に、暖かさを優先するか考えて選んでみましょう。
傷つきにくいかどうかで選ぶ
無垢材には傷がつきやすいといったデメリットがあります。しかし、実は傷のつきやすさも木の種類によって異なるのです。例えば、広葉樹は構造が複雑で密度が高いため、傷がつきにくく丈夫です。
逆に、針葉樹は柔らかく、傷がつきやすいです。暖かさ、傷のつきにくさも欲しい方は、傷のつきやすい場所にだけ、広葉樹を使っても良いでしょう
予算で選ぶ
新築を建てることは特に大きな買い物ですから、予算も考えて選びたいですよね。無垢材は素材によって、価格に違いがあります。一般的に、針葉樹は成長が早い分安く、逆に広葉樹は成長に時間がかかる分高価です。ただし、その中でも木材の産地や希少性によっても値段は変わります。予算を計算して、それに合わせて木の種類を選んでみてください。
見た目で選ぶ
予算内に収まるものが見つかれば、次は木目や色味といった見た目で好みに当てはまるものを選びます。無垢材には、年を経るごとに見た目が変化する特徴がありますから、各種類の変化の仕方が気になる方もいらっしゃるでしょう。しかし、手入れの仕方や質、気温、日当たりといった環境によって変化の仕方は変わります。ざっくりとした見た目の好みで選んで、どのように変化するのか楽しみにすることをおすすめします。
まとめ
今回は、家に使用する無垢材の選び方やそのポイントについてご説明しました。自然の質感が魅力的な無垢材ですが、実は湿度を調整し、家の中を快適に保つ働きもあります。自然を感じられる家を作りたい方は、ぜひご紹介したポイントを参考にして、無垢材を選んでみてください。
column
2019.5.15 更新